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ジェンダー問題に配慮した情報発信のしかた

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「ジェンダーバイアスがかかっていませんか」コラムでも触れたように、誰しもが無意識のうちにかかっているかもしれないジェンダーに対するアンコンシャス・バイアス(ジェンダーバイアス)。少しでもこれに気づくようにと意識しながら生活をしていると、ジェンダー問題にかかわる事柄がいろいろ見直されてきていることがわかってきます。
2021年3月、東京ディズニーリゾート内のアトラクションやパレードなどのアナウンスが一部変更されたというニュースを耳にしました。

(出所)「東京ディズニー、園内アナウンス一部変更 多様性に配慮」 日本経済新聞、2021年3月26日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ262WX0W1A320C2000000/

すでに日本航空の機内や空港での英語アナウンスは、乗客を性別で区別せずに「皆様」とする表現に変更されているそうです。

(出所)日本航空、「レディース&ジェントルメン」のアナウンス廃止へ、BBC NEWS JAPAN、2020年9月29日
https://www.bbc.com/japanese/54336284

これらの取り組みは、ジェンダー問題に対する取り組みの一環といえるでしょう。
今回は、男女における社会的役割の固定や男女比率の観点から、ジェンダー問題をみていきます。

男女における社会的役割の固定

男女の社会的役割の固定は、無意識におこなわれているかもしれない

あやとり本社の所在地である浜松市が公表しているメディアユニバーサルデザインガイドブックでは、イラストの使用という章で「特定の偏見が生まれないように配慮することが必要」と明記しています。

(出所:メディアユニバーサルデザインガイドブック、浜松市 市民部 UD・男女共同参画課、P16)

しかし、男女の社会的役割が無意識のうちに固定されている事例は、身近なところにまだ多く存在します。
我が家にポスティングされた住宅会社の折り込みチラシには、家事といわれて真っ先に思いつくものの代表的な「料理」や「洗濯」の場面に、お母さんと思われる女性の姿だけしか描かれていませんでした。キッチンに夫婦で立つ、洗濯機を回すのは女性でも干すのは男性というような分担がなされているほうが、ジェンダー問題を考える視点からは望ましいかもしれません。

女性が社会進出するために

「男は仕事 女は家庭」という概念が根付いていた時代を経て、女性の社会進出レベルを引き上げようとしている日本。女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)も施行されています。

(出所)女性活躍推進法特集ページ、厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000091025.html

言葉では「夫婦で(家族で)家事や育児の分担を」と掲げても、さきほどのチラシのようにイラストや画像には男女の社会的役割が固定されている場面はまだ見かけます。まずはこのような事例に気づくことが、男女における社会的役割の固定を無くす第一歩かもしれません。

男女比率の極端なかたよりが気になりませんか?

目指す男女比率の理想と現実

男女の社会的役割に対しての固定概念が根強いと、女性が男性と同じように社会のなかで活躍することが難しいという問題につながります。
帝国データバンクが、女性登用に対する企業の見解について実施(2021年7月)した調査結果が公表されました。

(出所)「女性登用に対する企業の意識調査(2021年)」 帝国データバンク、2021年8月16日
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p210805.html

結果として、「女性管理職の割合は平均8.9%で、依然として低水準ながらも過去最高を更新、前年比1.1ポイント増も過去最大の増加幅となった。」とありますが、日本政府が2020年までの目標達成を掲げていた「※1指導的地位に占める女性の割合30%」にはまだまだ遠い現状です。
(この期日は「2020年代の早期達成」へ修正されています。 https://mainichi.jp/articles/20200626/k00/00m/040/018000c

※1指導的地位…①議会議員、②法人・団体等における課長相当職以上の者、③専門的・技術的な職業のうち特に専門性が高い職業に従事する者とする。(平成19年男女共同参画会議決定)

イメージ画像で見せる男女比率は企業の考え方次第

男女の社会的役割の固定も無意識のうちに影響しているのかもしれませんが、企業のサービス紹介やホームページなどでも、男女比率がかたよって表現されているものを目にすることもあります。実際おこなった会議の様子や、当社で働くスタッフ紹介として写真を掲載する場合はありのままを見せる必要がありますが、男女比にかたよりを持たせる必要がない場合のイメージ画像では、男女比率を均等にしてジェンダー視点に配慮した作りを心掛けてみてはいかがでしょうか。
当社のウェブサイトでは、会議や打ち合わせの様子のイメージ画像は、男女比率がなるべく均等になっている素材を使用するようにしています。

取材・インタビュー

ジェンダー問題に対してのアンテナ

私自身がジェンダー問題にアンテナを高くするよう心掛けるようになってから感じることは、ひとりひとりの価値観によって、問題を受け止める重要度が異なるということです。 しかし、ジェンダー問題に対するニュースを誰しもが見聞きする機会は以前より格段に増えたことは事実であり、この分野に対する興味関心が世間全体において高まっていることのあらわれではないでしょうか。企業が公式におこなう情報発信には、ジェンダー問題にも配慮した姿勢が求められるようになってきました。
(関連コラム:「ジェンダー炎上」ってご存じですか?

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