コロナ禍で急増したオンラインコミュニケーション
当社では、定期的に社内研修をおこなっています。業務レベルの維持はもちろんのこと、新しい知識や技術を習得するため、社員が研修をセッティングすることもあります。
今回は3密を避けながら少人数制で「オンラインで相手を惹きつける見せ方・伝え方」研修をおこないました。
多くの組織がこのコロナ禍で、いままでの業務体制を大きく変えたことと思います。あやとりでは、例年開催している対面セミナーを、今期はオンラインでおこなうことにしました。
私もオンラインセミナー(ウェビナー)のアシスタントを務め、対面でお客さまを前にするときとは違った雰囲気を体感し、今回の研修の必要性を感じました。
オンライン化するによるメリット/デメリット
当社セミナーの場合
メリット(良かったこと)
ウェビナーを実施したことがある方であれば「対面でおこなっているセミナーを単にオンラインに切り替えればいい」という簡単なことではないと、おわかりいただけるのではないでしょうか?
セミナー会場の手配や当日の移動にかかる時間がなくなったというメリットがあります。
デメリット(やってみてわかった課題)
その一方で
- 相手の表情が見えにくい、もしくは顔出ししてくれないので見えない
- こちらの話しが理解されているかどうか判断しにくい
- 質問しにくい雰囲気になっているのではないかと心配になる
- セミナー参加者との交流がうまくできない
など、画面を隔てていることで感じるデメリットもありますよね。
当社も試行錯誤しながらも、セミナー参加者のみなさまに必要な情報がきちんと伝わるよう、ウェビナーを繰り返しながらPDCAを回しています。
オンラインコミュニケーション力を高めるために
社内研修を開催。講師はアナウンサーの原田さん
その一環として実施した今回の「オンラインで相手を惹きつける見せ方・伝え方」研修。 オンラインならではの観点から、画面への映り方や表情の出し方、スライドの工夫、話し方など、数々のポイントを教えていただきました。この研修をお願いした、元静岡朝日テレビアナウンサーの原田さんはアナウンサーでもあるので「画面越しに相手に好印象を与え、聞き取りやすく、伝わる話し方」をするプロフェッショナルです。
技術や方法よりも重要なことは?
しかし、どんな技術や方法よりも重要なこと、それはあやとりが大切にしているお客さまへの想いと一緒でした。
自分本位で物事を考えるのではなく、相手にどうなってほしいのかという「顧客視点」も持つこと。相手に行動してもらうためには、どのように伝えていけばいいのか「伝え方」に気を配ること。
この「想い」の部分が共通していたため、話をもっと聞きたい!実践していきたい!という前のめりな実りある研修になりました。
全体研修後には日を改めての個別レッスンもあり、私のウェビナーアシスタントでの立ち居振る舞いに研修成果が出ているかどうか、さらによりよいものにするためにどうしたらいいかというアドバイスをいただくこともできました。
私の場合、研修前より表情や声の出し方に変化は出てきたものの、もっと場の空気を和やかにする役割が求められました。また、ベテランアナウンサーである原田さんも、いまでも発声練習はかかさないと聞き、私も毎日少しでも声の出し方練習を積み重ねて、セミナーでその成果を発揮させていきたいと思いました。
「この人の話を聞きたい」と思う気持ちにさせることは、対面でもオンラインでも、お客さまと向かい合うときに必要な重要ポイントですよね。 オンラインという限られた空間でも、顧客のみなさまと向き合う姿勢、気持ちを大切にして、今後もよりよいウェビナーを提供できるようにしていきます。
ウェビナーや、オンラインを使った会議などの当社の取り組みを紹介しています。 こちらのコラムもあわせてご覧ください。