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「すでに起こった未来」を見つけ、先の未来を考える

投稿日: | 投稿者:道喜 道恵

先日、トヨタ自動車が静岡県裾野市に「コネクティッド・シティ」を2021年から着工することを発表しました。あらゆるモノやサービスがネットを介してつながり、自動運転・ロボット・スマートホーム技術などを試験的に導入し、約2000人が居住する都市をつくるようです。

(出所)トヨタ、「ネットにつながる実験都市」静岡に建設へ 自動運転・ロボットなど導入 2000人が居住
ITmedia NEWS、2020年1月7日
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2001/07/news080.html

トヨタ自動車はなぜこのような「実験都市」をつくるのでしょうか?世界を見渡せば先行事例もあるようで、ライバル企業や他業種企業が先を争うように、各社のコアバリューや最先端技術を駆使した未来都市を建設しようとしています。

1.未来はすでに起こっている

「すでに起こった未来は、体系的に見つけることができる」といったのはドラッカー。著書 『創造する経営者』は1964年の出版ですが、約60年を経た今日でも多くの示唆を与えてくれています。

ドラッカーは未来について、「(1)今日の行動の基礎に、予測を据えてもムダである。望みうることは、すでに発生したことの未来における影響を見通すこと。(2)未来は今日とは違うものであって、かつ予測できないものであるがゆえに、逆に、予測できないことを起こすことは可能である」と言っています。
そして「すでに起こった未来は、体系的に見つけることができる」と言い、調べるべき領域は下記の5つあるとしています(詳細は本をチェックしてくださいね)。

①人口構造
②知識
③ほかの産業、ほかの国、ほかの市場
④産業構造
⑤企業の内部

こう見ると、先にご紹介したトヨタ自動車の「実験都市」は、すでに起こった未来を積み重ね、先の10年20年を見据えた取り組みだととらえることができます。あやとりのある浜松市から車や電車で約2時間の場所に誕生しようとするこの都市が、どんな未来を作り出すのか興味はつきません。

2.すでに起こった未来、まずはココから

では、私たち自身は未来に向けて何をしましょう。ドラッカーは、社会の変化をとらえるにはまず「人口構造」をチェックすることが大事だと、どの著書でも説いています。「人口の変化は、労働力、市場、社会、経済にとって最も基本となる動きである。すでに起こった人口の変化は逆転しない。しかも、その変化は速くその影響を現す」のです。
年末年始に、日本の出生数が急減、少子化・人口減が加速していることや、65歳以上が人口に占める割合が世界最高となり超高齢社会になったことに、世の中が大騒ぎしていました。しかし、これは突然に出生数が減ったり急に高齢者が増えたりしたわけでもなく、元号が「令和」になったからとか人気芸能人が結婚したからといって人口が増えたりするわけでもありません。人口動態に関する予測は、ほぼハズレがなく予測できる未来の基礎となります。

まずはご自身がお住まいの市町村にある「未来人口推計」をチェックしてみませんか。その次に、ご自身の事業にかかわる人口推計をチェックしてみましょう。これだけでも、この先の10年、確実に変化する人の動きからいろんな機会や課題を発見することができるでしょう。

3.すでに起こった未来を見つけよう

いま話題のSDGs(持続可能な開発目標)も、2016年から2030年までの国連サミットで採択された国際目標です。公的機関を筆頭に、大企業から中小零細企業、非営利団体まで、こぞって目標を掲げています。

2020年というキリのいい年を迎えると、先の10年を考えてみたくなるこの機会を見逃すのはもったいないですよね。テレビでも未来を想定した特集番組が組まれていますが、この先の10年を考えるために役立つ本や公開されている資料をご紹介いたします。
まずはご自身の「この先の10年」を考えてみてはいかがでしょうか。

この先の10年を考えさせられる本

この先の10年を考えるためにチェックしたい資料

  • 未来年表(生活総研)

    2100年までの未来予測関連の記事やレポートを整理した未来年表データベースから、 未来予測を検索することができます。

  • NRI未来年表2020-2100(野村総合研究所)

    NRI未来年表は、今後予定されている出来事を「政治・ 社会」「経済・産業」「国際」の軸で整理し掲載している年表です。

  • 未来社会構想2050(三菱総合研究所)

    MRIが考える2050年に目指すべき世界の姿「豊かで持続可能な世界」を、6つのトレンドから予測しています。

  • NEDO技術戦略マップ2010(新エネルギー・産業技術総合開発機構)

    我が国の現状や技術開発の方向性などをわかりやすく紹介する概要を作成し公開しています。

  • 新産業構造ビジョン(経済産業省)

    IoT、ビッグデータ、人工知能(AI)、ロボットに代表される技術革新によって起こる第4次産業革命に備え、2030年に向けてどのような社会を目指すのかをとりまとめています。

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