営業部から異動になり、突然ウェブ担当者になっりました。慣れない横文字だらけで覚えることが山ほどあります。担当になり耳にしますが、「ランディングページを最適化」とはどのような意味で、どういった役割があるのでしょうか?
ランディングページとは
ユーザー (ウェブサイトの利用者) が、最初に来訪するページのことを、「ランディングページ」と言います。
ランディング (Landing) という語は、もともとは、飛行機の着陸を意味する言葉です。ランディングページは、ユーザーが外部からリンクや検索エンジンなどを経由して、自社サイトに飛来してくる着地点ということになります。
なぜ、ランディングページなのか?
なぜ、ランディングページという概念が存在するのでしょうか?
ひとことで言うと、ユーザーは、ウェブサイトに来訪して回遊する際、トップページから順を追って階層を下って見るとは限らないからです。
みなさんご自身の Web 利用体験と照らしあわせて考えてみると明確だと思いますが、むしろ、検索エンジンやソーシャルメディアからのリンクなどを通じて、直接、下位階層のページを見ることのほうが多いでしょう。
トップページから順を追ってページを遷移することを想定してウェブサイトを設計していると、実際のユーザー行動に合致した動線設計になりません。だからこそ、ランディングページを意識する必要があるのです。
ランディングページを最適化しよう
Web 業界の用語として、「LPO」という言葉があります。Landing Page Optimization の略で、「ランディングページを最適化すること」を意味します。
「ユーザーの目的は何か?」「目的を達成するために、どういうルートでサイトにやってくるのか?」「サイトにやってきてから、どういう遷移でコンテンツを見てゆくのか?」「最終的にはサイトでどうして欲しいのか?(どうなったらユーザーはハッピーなのか)」... といったことを想定し、ランディングページを起点として、ユーザーが滞りなく目的を達成できるようにデザインすることが大切です。