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情報設計は「斜め読み」されることを前提に

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皆さんは普段、Web ページをじっくり読んでいますか?

自分が興味を持っている内容で満たされたページであれば、じっくり読むことはあるかもしれませんが、たとえ目的の情報が得られるページであっても、そのページを徹頭徹尾、すべてじっくり読むということは、あまり無いのではないでしょうか。ましてや、その目的のページに至る過程で目にした数々のページは「自分の求める情報があるか (ないか) ?」という観点で、どちらかと言うと「じっくり読む」というよりは「さっと斜め読みする」ことが多いと思います。

ニールセンの「軌跡 “F”」

Web ユーザビリティの第一人者、ヤコブ・ニールセン氏による調査で有名なもののひとつに、「軌跡は “F” を描く」というものがあります。数百人の Web ユーザーに数千の Web ページを閲覧してもらい、その際のユーザーの目線の動きをアイトラッキング (eye tracking) で記録した結果、得られた傾向が「ユーザーは、”F” の字を描くように Web ページを読む」というものです。

この「F字」をもう少し噛み砕いて説明すると、以下のようになります (このコラムに合わせて若干編集していますので、原典も併せてご覧ください)。

  1. ユーザーの視線は、まず水平方向に動く (コンテンツの最上部、たとえばグローバルナビゲーションや大見出しなど)。
  2. 次に、少しページを下ってから、また水平方向に動く (大見出し直下にある、コンテンツの主題を表わす画像や中見出しなど)。
  3. その後、ユーザーの視線はコンテンツの左端部分を縦に動く。

大事なことは目につきやすくすること

ここで言いたいのは、「では、Web ページのビジュアルデザイン (情報のレイアウト) は取り敢えず “F” 字型にしておきましょう」ということではありません。結果として「F字」という傾向が見えたものの、大事なのは、その背景をも踏まえたうえで、どうするかを理解することです。簡単にまとめると、以下のことが言えます。

  • ページの冒頭に、重要な情報を配置する。
  • 見出しをわかりやすく付ける。
  • 適宜 (ベタなセンテンスではなく) 箇条書きを用い、個々の箇条はコンパクトにまとめる。

ユーザーは、皆さんが書いた Web ページの文章を必ずしもじっくりは読んでくれないことを前提に、斜め読みされる中でいかにうまく「アイキャッチするか?」を意識するとよいでしょう。

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