ドメインネームは、商標やブランドとも密接に関係すると聞いたことはありますが、具体的には、どのようにかかわるのでしょうか?
ドメインとは?
Web (インターネット) におけるアドレス (住所) を識別するための名前のことを、「ドメイン」または「ドメインネーム」といいます。たとえば、「https://ayatori.co.jp/」という URL がありますが、このうち「ayatori.co.jp」という文字列が、ドメインネームになります。
「ドメイン」は、ウェブサイトの価値=企業としての信頼性を高めるうえでとっても重要なものです。
適切なドメインネームでサイトの信頼度とブランド価値をアップ
ドメインネームは、商標やブランドとも密接に関係するものです。
適切なドメインネームを採用することによって、ウェブサイトの信頼度やブランド価値の向上が期待できます。
企業名を冠するのか、商品名やサービス名を冠するのか、については色々な考えかたがありますが、事業計画や顧客から見た認知度なども十分に考慮したうえで、長く使えるドメイン名を設定することが大切です。
やみくもな新規ドメイン開設はNG
古くから使い続けているドメインには価値がある
会社運営においても、創業から長く事業継続をしてきているという歴史は企業の信頼性を高めるうえでとても価値があることです。
それはウェブサイトにおいても同様です。長年積み上げてきたウェブサイト運営という実績は、小手先の対策でまねできることではありません。Webにおいて「長くサイトを運営し続けてきた歴史的価値」を計る術が「ドメイン」です。
Googleなどの検索エンジンも、何年も使用し続けている古いドメインと、数ヶ月前に開設したばかりの新しいドメインでは、古いドメインを評価して、検索結果でも上位に表示させる仕組みをもっています。
ドメイン選びは慎重に・・・「co.jp」ドメインの価値
以下にあげる通り、ドメインにはさまざまな種類があります。普段何気なく目にしているドメインですが、それぞれに「意味」があります。取得が簡単なドメインもあれば、取得のための審査が厳しいドメインもあります。
企業ウェブサイトという観点に立った場合、この中で特に価値があるのが「co.jp」ドメインです。「co.jp」ドメインは会社法人であることを示すドメイン名です。したがって誰でも取得できるものではなく組織の存在や業務内容などが審査されたうえで、1社に1つしか与えられないドメインです。
そのため「co.jp」ドメインで運営されているということ自体が、取得が簡単なドメインで運営されているサイトに比べて信頼性が高いということを示すことになります。
ドメインネームの例
ドメインネームには、さまざまな種類があります。以下、代表的なものを例示します。
汎用トップレベルドメイン (gTLD:generic top-level domain)
- .com
- 商業組織用のドメイン
- .org
- 非営利組織用のドメイン
- .net
- ネットワーク関連サービス用のドメイン
- .biz
- ビジネス用のドメイン
- .edu
- 教育機関用のドメイン
日本の国コード (.jp) が付いたドメイン
- .co.jp
- 企業用のドメイン
- .ne.jp
- ネットワーク関連サービスのドメイン
- .ac.jp
- 大学などの教育機関用のドメイン
- .ed.jp
- 小中高などの教育機関のドメイン
- .go.jp
- 政府機関のドメイン
- .jp
- 日本の各種組織で使えるドメイン
新 gTLD
従来の gTLD に加えて、自由な文字列を使える「新 gTLD」も使えることになりました (2012年1月に申請手続きが開始される予定)。これによって、「.eco」「.music」「.health」「.sport」「.nyc」「.paris」など、新しいドメイン名が出てきます。たとえば「.ayatori」のように、自社名やブランド名を冠したドメイン名を取得することも (それなりに費用はかかりますが...)可能です。