顧客の事例紹介をコンテンツにする場合の注意点

投稿日: | 投稿者:ayatori
どこまで詳しく顧客のことを書いてよいのでしょうか?

BtoBの会社でウェブサイトを運営しています。自社の実績アピールの一環として、お客さまの事例紹介をコンテンツにして公開したいと考えていますが、どこまで詳しくお客さまのことを書いてよいか迷っています。

事例紹介はコンテンツとして魅力的

顧客に対して、ソリューションを組み立てて、提供するようなビジネスを展開している場合 (BtoBであればコンサルティング、BtoCであれば住宅施工など)、顧客の事例紹介をコンテンツにしたい、と考えるのは当然のことでしょう。自社の提供価値の高度さや幅広さを具体的にアピールできますし、顧客の喜ぶ様子から自社に対する信頼感を演出することができるからです。

自社の提供サービスの売りを並べ立てるだけでなく、提供した先の顧客にとって実際どう役に立っているか、どう喜ばれているかを、顧客みずからの言葉や印象的な写真を交えつつ活き活きと表現することができれば、とても魅力的なコンテンツになります。実際、このような事例紹介コンテンツはサイト来訪者にとっても関心が高いことが多く、企業としては、できるだけ多くの事例を掲載したいところです。

顧客の意図を尊重し良好な関係を大事にする

事例紹介は魅力的なコンテンツになり得ますが、だからと言って自社の意のままに何でも内容に盛り込めるかというと、そんなことはありません。顧客の (個人はもちろん、法人であっても窓口担当者) プライバシーや個人情報の保護は十分尊重されるべきですし、顧客が (法人/個人を問わず) 事業主体である場合、機密事項に抵触しないよう配慮する必要があります。また、顧客が属する業界に特有の慣例や法規制などがある場合、それらに抵触しない表現にすることも求められます。

「こんな内容で事例紹介をさせていただければ、ありがたいのですが差し支えありませんか?」と、誠意をもって事前相談を行なったうえ、取材や原稿確認依頼に際しても、顧客側の意図を最大限尊重するようにしましょう。事例紹介コンテンツは、顧客側が乗り気でないとよいものにならないので、少しでも顧客側が難色を示すようであればきれいさっぱりあきらめ、顧客と良好な関係を維持することを最優先する潔さが大事です。

なお、顧客が法人の場合、その法人の広報部門の承認が必要な場合があります。当の窓口担当者がそのことに気づかず、後で問題になるケースもあるので、念のため「御社の広報部門の事前チェックをいただいたほうがよいでしょうか?」という確認は忘れないようにしましょう。

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