ネット上の記事や郵便物の宛名などの社名が間違っていることがあります。ウェブサイトの担当者として、何かできることはありませんか?
社名が正しく伝わらないと…
「社名を間違えられてしまう」というケースは、意外と多いのではないでしょうか。社名が間違われる原因には、
- 法人の前後表記の勘違い
- 「あやとり株式会社」「株式会社あやとり」
- 法人種類の勘違い
- 「株式会社あやとり」「株式会社あやとり」「一般社団法人あやとり」
- 長音や拗音が入った社名
- 「ビルディング」「ビルヂング」、「コンピューター」「コンピュータ」
- ブランド名と社名の勘違い、親会社と子会社の勘違い
- 「UNIQLO」「株式会社ユニクロ」「株式会社ファーストリテイリング」
- 同音異字語が入った社名
- 「エバラ」「荏原」、「東武」「東部」
- 英文字表記(すべて大文字か、頭文字だけ大文字かなど)
- 「SONY」「Sony」
といった、さまざまな要因があると考えられます。
いずれにせよ、社名を誤記入されることで、発注書や請求書のようなビジネス文書の差し戻しをする必要が生じたり、郵便物が届かなかったりします。さらに、メディアやネットなどで誤った社名が伝えられると、それが正式なものとして世間に広まってしまう恐れがあります。
理屈から言えば、間違えたのは自社ではありません。しかし、誤った社名が広まってブランド価値や検索順位を損なったり、余計な事務作業が発生したり、郵便物の配送が遅れたりして、被害をうけるのは自社です。できるだけ間違いを減らす工夫をした方がよいでしょう。
見つけやすい場所に正式社名を明記する
サイトでできることとしては、分かりやすい場所に正式社名を表記するにつきます。
「会社概要」「会社案内」「会社情報」といったページに正式社名を記載する例が多いようです。その場合は、サイト内のどこからでも、ページへ簡単にたどりつけるようなサイト構造にするとよいでしょう。
また、サイト共通のヘッダー部やフッター部に社名を記載するという方法もあります。誤記入を減らすという目的に加え、サイトが実体のある組織によって運営されていることを示し、安心感や信頼感を醸成する効果も生まれます。
当社のサイトでも、すべてのページから2クリック以内で会社概要にたどりつけるようにするとともに、フッター部に社名、所在地を記載し、閲覧者の利便性向上、記入者の誤記防止、運営実体のアピールなどをはかっています。