ドラッカーの本はどれから読むか？（おすすめドラッカー本）

当コラムで毎回登場するドラッカー。少しは興味をもっていただいていますか？今回は、ドラッカーに関する質問にお答えする【番外編】をお届けします。

1.まず手に取りたい3冊は...

（1）『ドラッカー名著集1　経営者の条件』

ビジネス書に慣れていない人には、まず『ドラッカー名著集1　経営者の条件』 をお勧めします。この本の勉強会は全国各地で開催されています。 「経営者」と日本語タイトルについているため、自分にはあてはまらないという方もいらっしゃいますが、そうではありません。経営者だけでなく、ビジネスパーソン、フリーランサー、学生、子育て中の方、スポーツ選手など、成長したい、成果を上げたいという人たちに「何をなすべきか」を教えてくれます。

（2）『ネクスト・ソサエティ』

20世紀から21世紀に移行する時期に書かれた『ネクスト・ソサエティ』 。少子高齢化、労働力人口の多様化、ITの浸透、起業家精神の勃興などを軸として、これから先の未来をどう捉えるのか、私たちはどう対応すべきかが書かれています。 特にドラッカーのダイナミックな歴史観は、教科書的ではない劇的な歴史の波を感じられて、自分の価値観が塗り替えられるような錯覚に陥ります。

（3）『マネジメント【エッセンシャル版】』

入門と言いながらも難しい！という声が聞こえてきそうですが、『マネジメント[エッセンシャル版]』 は、手元に置いて長く付き合っていただきたい１冊です。 「社会における企業の役割」「企業に集う人々との関係をどうつくっていくか」「マネジメントがなぜ必要で、果たすべき使命は何か」など、企業だけでなくあらゆる組織で働く人に、深い示唆を与える本です。

2.それでも無理!! という方には...

ドラッカー大先生の著書ではいきなりすぎて無理!!という方は「もしドラ」ブームを作った大ベストセラー『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』をはじめとして、

• 小宮一慶『ドラッカーが『マネジメント』でいちばん伝えたかったこと。』
• 藤屋伸二『ドラッカーの黒字戦略』
• 佐藤 等『ドラッカーを読んだら会社が変わった!』

などを読んでもらえると、すぐにドラッカーの『マネジメント』を手に取りたくなりますよ。

まとめ

基本の3冊

• 『ドラッカー名著集1　経営者の条件』
• 『ネクスト・ソサエティ』
• 『マネジメント[エッセンシャル版]』

入門の5冊

• 『小説でわかる名著「経営者の条件」人生を変えるドラッカー　自分をマネジメントする究極の方法』
• 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
• 『ドラッカーが『マネジメント』でいちばん伝えたかったこと。』
• 『ドラッカーの黒字戦略』
• 『ドラッカーを読んだら会社が変わった!』