現状分析(サイト診断)とは
サイトリニューアルをするにしても、現状サイトを継続的に改善するにしても、思いつきや慣習で作ってしまっては成果は上がりません。 分析もせずにサイトを作りなおす進め方は、「当てずっぽうでギャンブル」をするのと同じようなことです。 次のような視点で、改善すべき点を論理的に把握し、ウェブ戦略に落とし込むことで、より成功確率の高いウェブマーケティングの推進が可能になります。
自社の視点 | 現在の自社サイトは利用者にどのように見られているのか?どこに課題があるのか? |
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競合の視点 |
「ネット上で」競合となる他社はどのような戦略でウェブマーケティングをおこなっているのか?そもそもどこが本当のライバルなのか? |
顧客(市場)の視点 | 顧客にはどのようなニーズがあるのか? 勝負をする市場は将来どのような変化をしていくのか |
現状分析(サイト診断)の手法
現状分析(サイト診断)の効果を高めるポイント
自社サイトで分析すべきことは「見た目」だけではない
自社サイトで分析すべきことは、公開されているサイトを見ればわかることだけでは不十分です。安全かつ適切なウェブサイト運営ができているかどうかを確認するために、分析軸のひとつとして「運用体制」を設けています。
たとえば、以下のような診断項目があります。
- 各種原稿、書籍などからの引用、画像、動画を掲載する際、著作権の確認を取っているか?
- ドメインやサーバーなどを管理するための契約情報(契約先、契約期間、ログイン ID など)は、自社で管理しているか?
- 制作会社と業務委託契約を交わしているか?
競合分析すべき対象は「リアルでの競合」だけでない
- リアルでの競合他社:同じ地域、同じ業界の同業他社
- ネットでの競合他社:御社の顧客となりうるユーザーが検索するであろう検索キーワー ドで上位に表示される会社(サイト)
普段ぶつかることが多い競合他社にとらわれずに比較分析をおこなうことで、ウェブ戦略の見直しにつなげます。
さらに、視野を広げ新たな気づきを得るためには、異業種のサイトとの比較も有効です。同業社のウェブサイトばかりに注目していると、似たようなサイトばかりができてしまいがちです。異業種のサイトも視野に入れて分析をすることで、同業他社との差別化をはかることができます。