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JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)様


プロジェクトの概要

「ONE JAF」のキャッチフレーズのもと、ウェブサイト共通基盤構築ならびにコンテンツの統廃合、ドメインやサイトの集約をおこなうプロジェクトを通じて、マーケティング体制の変革を進めました。

取り組み

組織横断のクロスファンクショナルチームを創設

担当する地域や部門の垣根を超え、組織横断的に顧客視点でデジタルマーケティングのあるべき姿に挑戦すべく、各部門のマネージャー層の職員が集まり、クロスファンクショナルチーム を結成しました。
チームメンバーが集まり、マーケティングプロセスの可視化、顧客ニーズの分析、ウェブサイトの役割定義、望ましいサイト運営体制、現場職員による主体的な活動を推進するための支援策などの議論を尽くし、プロジェクトの目的定義をおこないました。

※クロスファンクショナルチームとは、全社的な経営課題を解決するために、部署や役職にとらわれず、場合によっては社外からも必要な人材を集めて構成されるチームのこと。

5か年のウェブ改善ロードマップを策定

プロジェクトが始まる前は、70サイト以上ものサイトがあり、ドメインもデザインもバラバラの状態でした。それらを管理運用する社内担当部門も、外部委託している制作会社やシステム管理会社も異なっているという、いわゆる「マルチサイト症候群」でした。
会員の方、会員ではない方にかかわらず、ウェブサイト利用者が、接客方法、操作性の異なる複数のサイトの「またぎ利用」を強いられているのが、課題でした。

この課題の解決と目的の達成は、一筋縄ではいかないため、5か年のウェブ改善ロードマップを策定し、統合的マーケティングを推進できるように段階的な再構築計画を練りました。

RFP策定から業者選定後のプロジェクトマネジメントまで、発注者側主管部門に寄り添ってプロジェクトを伴走

複雑な要求事項を整理し、中長期的に良い関係を築けるパートナー(SIer)を選定するため、合計100ページを超える詳細な提案依頼書(RFP)の策定と、業者選定を支援しました。

業者選定後はいよいよ「リニューアル開発プロジェクト」に着手です。要件定義~基本設計~詳細設計~製造~受入試験~リニューアル公開までの一連のプロセスに、発注者側プロジェクト主管部門メンバーの一員として寄り添い、プロジェクトを伴走しました。
毎週開催されるベンダーとの会議での補助や、社内会議の補助を通じて、的確に意思決定ができるようにプロジェクト進行を支援しました。

社内にナレッジをためることを重視

ウェブサイトの継続的な改善のためには、社内に運営マネジメントのノウハウを蓄積し、人材を育成していくことも大切です。「解を教える」のではなく「解を導き出せるよう伴走する」ことを重視してプロジェクトにかかわりました。

実践チーム育成研修やガイドライン作成によって、全国にデジタルマーケティングを推進するリーダー人材を育成

全社的にデジタルマーケティングを推進する体制を築くため、全国の拠点でリーダーとなる人材を選抜し、リニューアル2年前からマーケティング実践研修をおこないました。

さらに「異動が多い」という条件下でも、マーケティング活動が継続できるよう「ウェブサイト運営ガイドライン」を策定し、ウェブサイト運営の理念、管理体制、実践のアドバイスブックを盛りこみました。

ウェブサイト運営だけでなく、業務のデジタル化のためのIT導入と業務プロセス再設計を支援。DXに向けた第一歩を踏み出す

今回のプロジェクトの目的は「ウェブサイトを作り直す」ことだけではありませんでした。従来の業務方法には多くの課題がありました。業務が標準化されていなかったり、IT活用ができていなかったりといった理由で、業務効率が悪く、「職員が日々の業務に追われて、未来のための活動に時間が割けない」状態でした。
そこでウェブサイトのリニューアルと合わせて、業務プロセスを再設計し、IT活用によって業務効率化をはかるための取り組みをおこないました。

プロジェクトの様子

実践チーム育成研修の様子

クロスファンクショナルチームによるウェブ戦略策定ワークショップの様子

運営体制検討会議の様子

成果

まだまだプロジェクトは道半ばです。5か年計画のなかで「フェーズ1」として定めた対象ウェブサイトやシステムは目標日に事故なく、計画通りに利用開始となり、全社活用がスタートしました。

ウェブサイト改善は、「フェーズ2」として定めた対象サイトのリニューアルプロジェクトへと発展しています。

業務改革のためのIT導入は、導入した先の運用の定着が大事です。乗り越えなければいけない課題はまだたくさんありますが、プロジェクト主管部門のメンバーや全国各地の推進リーダーが協力しあい、新しい仕事のしかたを浸透させる取り組みを継続しています。

クライアント担当者様からの声

あやとりさんには、マーケティングの考え方を根本から教えてもらいました。いつも顧客目線でリードしてもらえたので、忘れがちなことに気づかせてくれました。

職員のウェブリテラシーやプロジェクト経験が少ないなか、JAFという組織のことを理解したうえで、ベンダーと社内の間に入って「通訳」をして、やさしく解説してもらえたおかげで、決めるべきことを適切に判断ができました。

社内各部門との調整に行き詰まったときに、社内説明用の資料作りや会議同席などを支援してもらえたため、合意形成がスムーズにできました。

あやとり担当者からのひとこと

ウェブサイト構築プロジェクトをおこなうことの意味は、「良いサイトを作ること」だけではありません。プロジェクトを通じて、「どのような人が顧客なのか」「何のためにこの事業をしているのか」「自社の強みは何か」「将来どのようになりたいのか」を改めて皆で考え、そのためのあるべき姿を「ウェブサイト」というアウトプットに落とし込んでいくプロセスそのものにあります。それによって、ウェブサイトだけでなく、マーケティング活動全体を見直すことにもつながります。

今回のJAF様のプロジェクトはまさにその王道とも言えるもので、社内外のプロジェクトメンバーが一丸となって課題を乗り越え、議論を尽くすことができました。

プロジェクトメンバーの皆さんからの「このプロジェクトにメンバーとして携わることができて良かった」とのお言葉が、何よりもうれしいメッセージでした。
あやとりに任せていただき、ありがとうございました。

クライアント情報

クライアント 一般社団法人 日本自動車連盟様
URL https://jaf.or.jp/
設立 1963年(昭和38年)2月28日
職員数 3,438名(2019年3月末時点)
会員数 19,569,124名(2019年9月末時点)
紹介

JAFは1963年2月に自動車ユーザー団体として発足、同年4月1日に事業を開始しました。
ロードサービスを始めとする安全と安心の支えとなるサービスを提供するとともに、交通安全活動・環境対策活動なども積極的に推進してきました。
2005年には二輪車のロードサービスを始めた他、2011年3月の東日本大震災、2016年4月の熊本地震のときには、災害時のロードサービス特別支援隊を編成して支援活動にあたりました。
幅広い安全活動や環境保全活動など、JAF会員のみならず社会のニーズに応えるため、さまざまな分野で事業活動に取り組んでいます。

※コーポレートサイトより引用

 

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