課題の背景・要因
基幹システム(ERP)のリプレイスを進めるうえで、プロジェクト担当者に最も多い悩みは 「要求仕様が整理できない」 ことです。
特に基幹システムのように全社にわたって使用しているシステムでは、現場視点での要望が多岐にわたり、部門間の役割やプロセスが属人化していると、全社的な視点での要件定義が困難になります。
これにより、導入後の運用リスクや追加コストが発生する恐れがあります。さらに、システムが 「自社都合の設計」 に偏ると、顧客満足度の向上や競争力強化に結びつかないリスクも高まります。
課題解決プラン
ビジネスプロセスマップを用いて顧客視点で全社最適な業務設計を実施
ビジネスプロセスマップ
当社が提供するビジネスプロセスマップは、顧客視点での価値創造を重視しています。マップの上半分には顧客行動を、下半分には自社の各部門の業務活動を配置することで、顧客の行動やニーズに対して自社がどのように対応しているかを一目で把握できます。
これにより、顧客の期待に応えるために各業務をどのように改善すべきかが明確になり、それを実現するためにシステムに求める要件を整理することができます。
1.現状業務の可視化と課題の見える化
ビジネスプロセスマップを活用し、現在の業務プロセスを 「顧客行動」 と 「自社活動」 に分けて整理。事業全体の業務フローを明確にし、各工程においてシステムに求める要件を可視化します。
2. 業務プロセスの再設計と優先順位付け
部門間のつながりや顧客と自社との接点のつながりを意識して業務フローを考察し、重複・非効率なプロセスを特定します。最適なプロセスの在り方を考えることで、システムリプレイス時に必要な機能を具体化できます。
3. 要求仕様の取りまとめて、ベンダーへ要求提示
ビジネスプロセスマップを基に システム要求の全社視点での合意形成を行います。
そのうえで、要求仕様を システムインテグレータなどの開発ベンダーに適切に伝達 し、ベンダーのスキルを最大限に引き出して的確な開発提案を得られるよう支援します。これにより、
ベンダーとの要件定義がスムーズに進められ、構築開始後の手戻りや運用開始後の追加開発リスクを抑えることが可能です。
期待効果
- 業務フローが見える化され、要件整理のスピードが向上する
- 要件整理の精度が向上し、設計や開発のプロジェクト期間が短縮される
- 部門間の認識のズレが減り、手戻りや導入後の運用リスクが軽減される
- 顧客接点を考慮した要件定義を行うことで、より顧客満足度が高まる仕事の仕方に変化する
対応する商品・サービス
ビジネスプロセスマップを用いた基幹システムリプレイスの効果的な進め方
基幹システムリプレイスのよくある失敗事例や成功の秘訣について解説した資料になります
ビジネスプロセスマップを用いた基幹システムリプレイスの効果的な進め方を解説した資料をダウンロードいただけます。資料では「これをやっていたら要注意!システムリプレイスを始める前の 10のチェックポイント」のご紹介をしていますので、ぜひチェックしてみてください。
ビジネスプロセスマップ作成導入ワークショップ
主要メンバーと一緒に作成体験し、プロジェクトの進め方を議論したい場合におすすめです
実際に主要メンバーとともにビジネスプロセスマップを作成を1日で体験してみることで、プロジェクトの効果的な進め方を協議し、準備を始めることができます。このワークショップでは、プロのファシリテーターが指導し、具体的なプロセスマップを作り上げながら、今後のプロジェクトの進め方を議論する場を提供します。
ビジネスプロセスマップ活用プロジェクト実践
具体的にプロジェクトに取り入れ、専門家に伴走してほしい場合におすすめです
「ビジネスプロセスマップを本格的に取り入れたい」という方には、専門家の伴走サポートがおすすめです。プロジェクト全体を通じて、ビジネスプロセスマップを最大限に活用できるよう支援し、成果を上げるための戦略やアクションを共に推進します。実践的なサポートを通じて、着実に成果を上げたい企業に最適なプランです。
具体的にやりたいことがある方も、情報収集段階の方もお気軽にご相談ください