
市場のルールが根底から覆される時代。過去の成功体験は、未来の成長を約束しません。今、経営者に求められるのは、デジタルを前提として事業、組織、そして企業文化そのものを再設計する「変革の舵取り」です。本コースは、目先の課題解決に留まらない、持続的な競争優位性を確立するための経営戦略と視座を獲得する、10日間の経営層向け特別プログラムです。
貴社は、デジタル化の波に「乗っている」つもりで、「飲まれ」ていませんか?
DXの号令はかけた。IT投資も行った。しかし、売上や企業価値の向上に繋がっているだろうか。経営者自身が抱える、誰にも言えない焦燥感。それは、多くのリーダーが共有する現代の課題です。
- DXを号令したが、現場任せで本質的な進捗が見えず、投資対効果を説明できない。
- 競合がデジタルを武器に次々と新サービスを仕掛ける中、自社のビジネスモデルに限界を感じている。
- 現場からは部分最適化された改善案しか上がってこず、全社的な変革のシナリオが描けない。
- データに基づいた客観的な議論ができず、重要な意思決定が勘と経験、声の大きさで決まってしまう。
- 次世代の経営幹部が育っておらず、自社の未来を託せるリーダーがいないことに強い危機感がある。
経営を再発明する、10日間の戦略デザイン
合計40時間、10日間のプログラムです。経営の根幹を成す各要素を、デジタル時代の視点から再定義し、自社の未来を描くための実践的な議論と演習を繰り返します。
Day1:自社の現在地を知る ~財務・外部環境分析~
経済や業界の大きなトレンドと、自社の財務状況を接続して分析。企業の盛衰を分けた過去のケーススタディから、普遍的な経営の本質を学びます。
Day2:デジタルの武器を理解する ~技術動向と経営へのインパクト~
AIやIoTといった最新技術が、自社のビジネスにどのような機会と脅威をもたらすのかを討議。限られた経営資源をどこに投下すべきか、テクノロジー投資の優先順位を判断する目を養います。
Day3:未来の事業モデルを描く ~DX前提の経営戦略再構築~
ビジネスモデルキャンバス等のフレームワークを用い、デジタルを前提とした自社の新たな事業モデルを設計。持続的成長を実現するためのDXロードマップを策定します。
Day4:利益を生む現場を創る ~業務プロセスの抜本改革~
業務プロセスマップを用いて、部門を横断したボトルネックを特定。RPAや自動化技術の導入による生産性向上の投資対効果を分析し、全社最適のオペレーションを設計します。
Day5:変革を歓迎する組織を育てる ~組織風土とエンゲージメント~
変革への抵抗勢力といかに向き合うか。心理的安全性を確保し、社員の挑戦を促す組織デザインの手法を学び、トップダウンとボトムアップを両立させる組織開発力を身につけます。
Day6:「勘」から「データ」へ ~データドリブン経営の実践~
KPIダッシュボードの設計方法から、戦略的な意思決定への活用法までを学びます。財務指標と非財務指標を統合的に分析し、データに基づき未来を予測する経営判断力を獲得します。
Day7:顧客を熱狂させる価値を創る ~顧客起点のサービス再設計~
顧客ジャーニーマップを用いて、顧客自身も気づいていない新たな価値を発見。サブスクリプション等の新しい収益モデルを検討し、市場を創造する顧客価値構想力を磨きます。
Day8:小さく始め、速く学ぶ ~アジャイル型変革プロジェクト~
リーンやアジャイルといったスタートアップの思考法を、大企業の経営に応用する手法を学びます。不確実性の高い時代に、失敗から学び、迅速に変化へ適応する組織能力を身につけます。
Day9:変革のDNAを次世代へ ~DXリーダーと人材育成戦略~
10年後も会社が成長し続けるために、どのようなリーダーが必要か。自社に最適なDXリーダー像を定義し、部門横断での次世代経営幹部育成計画を立案します。
Day10:未来への宣言 ~DX戦略プレゼンと振り返り~
10日間で練り上げた自社のDX戦略を発表し、経営者同士でフィードバック。ビジョンを現実に変えるための、明日から実行する個人アクションプランを策定します。
変革の伴走者たち
経営者の孤独な戦いに、各分野のプロフェッショナルが伴走します。

荷口 裕行
経営全般・法務・会計
持続可能な経営の土台を築く「経営者の伴走者」。

服部 淳
事業戦略・マーケティング
人に依存したノウハウを「勝てる仕組み」に変える戦略家。

谷川 雄亮
ビジネスプロセス可視化
100社以上のDXを成功に導いた変革のファシリテーター。

岡崎 太
生成AI
最新技術を経営の武器に変える、ビジネスとテクノロジーの架け橋。
本コースは、貴社の経営課題や参加される方の構成に合わせ、内容を一部カスタマイズしてご提供するエグゼクティブ向けのプログラムです。そのため、費用は個別にお見積りさせていただいております。まずはお気軽にご相談ください。
なお、本研修は厚生労働省の「人材開発支援助成金」の対象となる可能性があり、適用された場合は費用負担を大幅に軽減できる場合があります。
貴社の未来を左右する、重要なテーマです。まずは、守秘義務を遵守の上、専門のコンサルタントが貴社の経営課題をヒアリングさせていただく、無料の個別ブリーフィングにお申し込みください。無理な営業は一切いたしません。未来に向けた対話の機会としてご活用いただければ幸いです。