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トレックス・セミコンダクター株式会社様

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公式サイト

トレックス・セミコンダクターホームページ

グローバル半導体メーカーの約1万ページにおよぶBtoBサイトの多言語対応リニューアル制作事例紹介

超小型電源ICに特化したアナログ専門集団トレックス・セミコンダクター様のご紹介

事業内容

トレックスは電源ICに特化した半導体メーカー

海外9拠点のグローバル企業

会社名 トレックス・セミコンダクター株式会社(東証プライム上場)
業種 製造業(半導体)
本社所在地 東京都(国内7拠点、海外9拠点)

トレックス・セミコンダクターは、電源ICという極小の部品の設計製造販売を行う半導体メーカーです。国内に7拠点、海外に9拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。2016年の前回リニューアル以来、あやとりと毎月の定例会を重ね、コンテンツ拡充やアクセス解析、広告運用などで継続的な支援を行っています。

ウェブサイトリニューアルの背景

前回のリニューアルから7年が経過し、外的要因と内的要因の両面からリニューアルの必要性が高まっていました。
外的要因としては、2022年にプライム市場へ移行した際、気候変動に関する情報開示(TCFD)の義務化により、サステナビリティ情報の公開が必要になりました。また、業界の再編や競合他社のウェブ戦略の強化により、使いやすく検索しやすいサイトが求められたことも要因です。
内的要因としては、サーバOSやミドルウェアのサポート期限の更新、CMSのバージョンアップの必要性に加え、多言語サイトの更新性や運用効率の改善といった課題がありました。

トレックスさまの社内では、サーバのサポート期限延長やCMSのバージョンアップによりフルリニューアルの投資を回避できるのではとの意見もありましたが、CDN(Content Delivery Network)契約プランの見直しやCMSライセンス費の削減をおこない、ランニングコストも大幅に削減することができました。
約1万ページのリニューアルプロジェクトは、2022年3月から本格的に開始し、2023年4月に無事公開できました。

トレックスリニューアル

成功のポイント

他部⾨を巻き込んだ戦略策定

部署や⽴場を超えた「ビジネスプロセスマップ」の作成から戦略を導き出す

リニューアルプロジェクトでは、営業、技術、マーケティング、広報など複数部門が参加するワークショップを実施。あやとりオリジナルフレームワークビジネスプロセスマップの作成を通じて、製品開発者だけでなく「コラボレーター」という新たなターゲットユーザーを発見。また、営業支援と設計者支援に特化した「製品サイト」と、ブランディングに重点を置く「企業サイト」の分離を決定しました。

ビジネスプロセスマップ

得られた成果:ユーザー目線に立った最適な情報設計の実現

各部門の専門家の知見を活かしながら、ユーザーの目的や探し方に応じた複数の検索軸を用意。技術情報の拡充など、ユーザーニーズに応える情報提供を実現しました。

専⾨家を巻き込んだサイト設計

技術部門や営業部門という専⾨家視点を取り⼊れ、多角的な検索動線を確立

本リニューアルプロジェクトでは、設計段階から技術者や営業担当を含む専門家が参加する設計検討会を実施。まず、競合分析や現状分析、顧客調査のインプットを共有し、的確なフィードバックを得ることで、よりユーザー視点に沿った設計が可能になりました。また、技術者のマニアックな視点や営業部門の意見を取り入れたことで、複合的な価値を反映した設計が実現しました。

トレックスセミコンダクター

得られた成果:ユーザー目線に立った最適な情報設計の実現

各部門の専門家の知見を活かし、ユーザーの目的や探し方に応じた複数の検索ルートを用意。さらに、技術情報の充実を図り、訪問者が求める情報を迅速に提供できるサイトを構築しました。

ウェブサイト運営の業務効率改善

DrupalによるCMS刷新で、多⾔語+マルチサイトの運営業務を改善

オープンソースCMSのDrupal(ドゥルーパル)を採用し、マルチサイト機能を活用して3サイトを1つのCMSで統合管理。言語別に独立していた多言語管理を一元化し、共通項目の活用で入力工数を削減しました。また、軽微な修正やカスタマイズを内製化できるように管理画面を整え、PDCAサイクルの高速化を実現しました。

Drupal

得られた成果:ランニングコストの削減とスピーディーな改善の実現

CDN(Content Delivery Network)契約の見直しやCMSライセンス費用の削減により、運用コストを大幅に圧縮。さらに、サーバスペックの最適化によるコスト削減も段階的に進めています。運用面でも、技術部門が積極的に記事を執筆し、継続的な情報更新を行うサイクルが現在でも確立されています。

公開後の継続的な改善

公開後もKPTによる振り返りと改善を継続

サイト公開直後にKPT(Keep:できたこと、Problem:問題点、Try:挑戦したいこと)による振り返りワークショップを実施し、次のアクションにつながる課題を抽出。技術情報のさらなる拡充や、直販サイトでの海外販路拡大など、新たな施策にも取り組んでいます。

KPT

得られた成果:PDCAサイクルの確立による継続的な進化

部門を越えた振り返りと改善提案により、サイトの継続的な価値向上を実現しています。現在も定期的なミーティングをおこない、サイト運営の伴走支援をおこなっています。

本事例は「Web担当者Forum」で取り上げられています

約1万ページBtoBサイトのリニューアル成功の秘訣は、他部門を巻き込んだ“戦略策定”と“設計”

トレックス・セミコンダクター

Web担当者Forumサイトの「デジタルマーケターズサミット2023 Summer」記事に詳しくレポートが掲載されています。※「デジタルマーケターズサミット 2023 Summer」全36講演の中から、満足度の高い講演Top10にランクインした講演です!

こちらからレポートをご覧いただけます→

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