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ウェブサイトのリニューアルサイクル

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そろそろリニューアル?

来期の計画を策定する時期になりました。自社のウェブサイトを5年前にリニューアルしているので、そろそろ次のリニューアルを考えたほうがよいのでしょうか?

リニューアル時期を周期で決めない

リニューアルすべきかどうかは、サイトの状態にもよるので一概にはいえません。
ウェブサイトを運営する側から見ると「新鮮味がなくなった」という理由で周期的にリニューアルしたくなる気持ちもわかります。 しかし、大多数のユーザーは企業サイトに対して「新鮮な印象」を第一に求めているわけではありませんし、そのほかにもおすすめできない理由もあります。 周期的なリニューアルを前提に据えるのではなく、情報設計のしっかりした高い品質のウェブサイトをもとに、それを少しずつ改善していくことを基本にするとよいでしょう。

周期でリニューアルすることをおすすめできないそのほかの理由
  • 顧客ロイヤリティの低下を招くおそれがある。リニューアルするたびにユーザー側の学習コスト (慣れ親しんだユーザーインターフェースでなくなるストレス) がかさむ。

  • 膨大なコスト (デザイン/設計コスト、データやコンテンツの移行コスト、運営担当者の学習コスト) が一定期間ごとにかかる。ウェブサイトの費用対効果を数年ごとにリセットしてしまうおそがある。

  • 「何年ごと」という周期の設定が、ウェブ技術の変化またはユーザーのウェブ利用様式の変化に照らして、適切であり続けるとは限らない。

今風な表現が求められる場合は

とはいえ、ウェブには流行があります。顧客に魅力的に見えるように、ひいては好感度を高めるために、自社サイトに今風なデザイン表現を採り入れたい、最新のトレンドを組み込みたいという要求は現実としてあるでしょう。そしてこのような要求は、平均的なサイトリニューアルの周期よりも、短い周期で変わりゆくものです。

その場合、まずはレギュレーション (制約) の中で実現することを考えます。もしレギュレーション自体が問題であるならば、そのレギュレーションを合理的な範囲で緩める、あるいは変えることで、意図した表現が実現可能かを考えましょう。

全面的なサイトリニューアルに依存しなくても、今風なコンテンツの提示をすることが可能であれば、それはとても費用対効果に優れた対顧客コミュニケーションとなります。

マルチデバイス対応がまだの場合は

ところで今回の質問者様のように、現行サイトを5年前にリニューアルしたとなると、PC での閲覧のみを前提にしたサイトになっているかもしれません。総務省『情報通信白書』平成28年版 「主な情報通信機器の普及状況」によると、スマートフォンが使われ始めたのはここ5~6年で、スマートフォンの世帯保有率は2015年の7割に対して5年前の2011年はわずか3割弱という状況でした。その頃にリニューアルされたサイトは、スマートフォンやタブレットでの利用も見据えたマルチデバイス対応になっていない可能性があります。

このようなサイトであれば、レギュレーションの変更だけで対応することは難しく、また基本的な情報アクセシビリティ担保の観点から、なるべく早くリニューアルされることをおすすめしたいところです。情報設計がしっかりした高品質なサイトにリニューアルすることができれば、マルチデバイス対応などウェブ技術の進化にも対応しやすくなります。以後はこれをベースに、少しずつ改善を繰り返していくことで、費用対効果に優れた対顧客コミュニケーションの継続が期待できるでしょう。

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