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誰のためのサイトなのか?

投稿日: | 投稿者:生田 明子

長くこの業界にいますと、悪習と言っても、いいほど、予算の切れ目という自社の都合に合わせて、サイト構築、サイトリニューアルを考える企業さんが多いのが実態で戸惑うことがあります。



「年度の広告予算が余るので、その予算でなんとかしたい」とか、「新年度で役員が変わったので、イメージを刷新したい」それもリニューアルのひとつのきっかけに違いないのですが、あまりに計画性がなく、成功に結びつかないと経験上から言えます。この場合、リニューアルすること、サイトをつくることが目的になってしまい、なんのためにサイトをツールとして使うのか?誰のためのサイトなのか?このリニューアルをもって何を達成すべきなのかがわからなくなってしまい、投資対効果の薄い無駄使いになる可能性が大きいのです。

日ごろから私たちが訴えているようにWebサイトは企業活動を端的に表すものとして、経営計画、事業計画に則っていなければなりません。そもそも自分たちの事業は、その市場の中でどういう位置づけにあり、どんなニーズをもった方にお客様になっていただくのか?そのお客様に何を対価として提供することで利益を上げていくのかを冷静に鑑みて、

・なにを伝えるべきなのか?
・なにをお知らせしたらその方は自分たちのお客さんになってくださるのか?
・その方たちはネット上のどこにいつ何時ごろあらわれるのか?
・その方たちは何を求めて何を検索しているのか?

を調べ、検討する必要があります。

それらを考えず予算があるから、役員(部長)が変わったから、前任者のイメージを払しょくしたいなどと思い付きだけでリニューアルしたところで、上記のいずれも調べず無計画に表の化粧だけを変えても中身が伴っていなければ、大海に手漕ぎボートに水も食料も積まず、天気予報も調べずに乗り出すようなものです。

現在、星の数ほどのWebサイトがひしめき合い、検索需要のあるキーワードでの検索結果上位、TwitterやFacebookで話題にされるために壮絶な戦いが日々繰り広げられています。大手ですら予算をかけたところで、それらがうまくいくことは少なく苦労している中、中小が無計画に大海に乗り出したところで、体力がもつわけがないのです。

自分たちの得意な事業は、ネット上でどんなことを求めているお客さんにいちばんフィットしますか?そのお客さんたちは何を求めてネット上で情報検索していますか?その方たちに何を伝えれば顧客になってくださる可能性がありますか?

想像力を働かせ、検索需要を細かく分析し、検索需要のあるキーワードで検索したときにどんな企業がライバルになりますか?

ぜひ、そこを調べてから、サイトのリニューアルを始めましょう。

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