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「今までにないデザイン」と「ガイドライン」の折り合いのつけかた

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社内ガイドラインで定められていないウェブデザイン案が出てきてしまった…

プロモーションサイトを立ち上げるにあたって、制作会社から、今までにない斬新なデザインの提案がありました。ターゲット顧客にアピールできて、商品のイメージアップや売上貢献も期待できそうだと、マーケティング部門も乗り気です。ただ、社内の制作ガイドラインから逸脱する部分もあり、どうすべきか悩んでいます。

完璧なガイドラインはない

自社で定めたウェブ制作のガイドラインが使いづらくありませんか。ウェブは、技術面でもデザイン面でも日進月歩です。ある時点のトレンドを基に作ったガイドラインが、時代と共に古くなり、新しいデザイン要件に追いつかなくなることはよくあります。

このようなケースでは、「ガイドラインに規定がないから」というだけの理由で話を拒絶してしまうのは、得策ではありません。ガイドライン整備をはじめとするウェブのガバナンスは、企業活動を効果的にサポートするためのものであり、悪い意味での「お役所仕事」となっては本末転倒です。

もちろん、ガイドラインはウェブのガバナンスにおいてとても重視されるべきです。ガイドラインによって守ろうとしている本質は何かを再確認し、それに抵触しない形で、建設的かつ現実的な落としどころを探るのがよいでしょう。

ガイドラインによって守ろうとしている本質を再確認する

ウェブ制作ガイドラインで、守ろうとしている本質は何でしょうか?逆に、ガイドラインを順守しないことでどういう状態になることを、懸念しているのでしょうか?

ガイドラインの具体的な内容は各社で異なりますが、守ろうとしている本質は、おおむね以下に集約されるかと思います。

  • ブランディング(一貫したブランド訴求をしたい、ブランドイメージを維持や向上させたいなど)
  • 品質 (基本的なアクセシビリティやユーザビリティを保持し向上させたい、セキュリティを担保したいなど)

ほかにあるかもしれませんが、いずれにしても、「何を、なぜ、守る必要があるのか」「それを守らないことでどんなリスクがあるのか」「何が譲歩できて何ができないのか」を再確認しましょう。

現実的な落としどころを探る

そのうえで、関係者間で現実的な落としどころを探ります。前例がない中で判断をしなければならず、簡単ではないかもしれませんが、上述の「ブランディング」や「品質」に関していえば、他の基準を参照することもできるでしょう。たとえば、社内のブランド規則(CI や VI ルールなど)に当たることができるでしょうし、品質、とりわけアクセシビリティについては、W3Cが勧告するWCAG 2.0(日本ではJIS X8341-3:2016)を基準にすることができます。

このように、他の基準をあわせ見つつ、それに抵触しない範囲で、かつ、自社のウェブ制作ガイドラインが守ろうとしている本質が損なわれないのであれば、思い切ってやってみるという判断もアリかと思います。

ガイドラインをアップデートする

冒頭で述べたように、ウェブは、技術面でもデザイン面でも日進月歩なので、前例のない新しいデザイン要件が生まれてくることは今後もあり得ることでしょう。

ガイドラインによって守りたい本質をより強固にする(関係者間の納得感を伴ってガバナンスとして安定させる)ためにも、起きた事例は重要なケーススタディとしてとらえ、随時、ガイドラインをアップデートするようにしましょう。

地道な作業ですが、ガイドラインを形骸化させないためにも、ケーススタディの蓄積と反映は欠かせない作業です。

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